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eスポーツは、オリンピック競技として相応しいのか?

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最近、世界的な地位も急速に高まっている「eスポーツ」。

eスポーツ業界で最強といわれている韓国では、「大学を出て就職しないと人生詰む」「有名大学を出ていても経済的な背景も後押しして、まさに人生を賭けてゲームをしている若者が多いそうなんです。

 

――昔から「StarCraft」も「LoL」も韓国が強さを維持していますが、ズバリ韓国e-Sportsの強さの秘訣って何なんでしょう。

iloveoov監督:

韓国の社会的な構造のせいだと思います。海外を見ると人生の楽しみがたくさんありますが、韓国は大学を出て企業に就職しなければ人生終わりなんです。そこへ徴兵制度までありますからね。プロゲーマーたちは20代のうちに結果を残さなければならず、まさに「背水の陣」ですよ。悲しいことに、この社会的雰囲気が選手たちを強くしているんです。韓国の選手たちは強いですが、皆さんが思っているほど幸せではないと思います。

【インタビュー】「レリックシールドADC」戦略を生み出した韓国「LoL」プロチーム「Afreeca Freecs」所属のMaRin選手、iloveoov監督インタビュー - GAME Watch

 

 

ここ日本でも、「eスポーツ」という言葉を聞く機会が増えるにつれて、「スポーツと呼ぶのには違和感がある」「こんなのスポーツじゃない!」等の批判や、普及を応援する声など、賛否両論が上がるようになってきました。注目度の高まりを感じます。

 

そんなeスポーツ。実は、国際オリンピック協会から正式にスポーツとして認められており、今後正式競技になる可能性を示唆されています。

2024年のパリ五輪あたりに正式種目になる可能性は、十分にあるでしょう。

 

皆さんは、eスポーツの正式競技化には、賛成ですか?反対ですか?

両方の視点から探って行きたいと思います。

 

×ゲーム≠スポーツ

1.汗を流さないのに、スポーツといえるのか?

「ゲームをしている」といわれて思い浮かぶのは、どんな光景でしょうか。

家で、1人で、テレビの前に座って、お菓子を食べながら、、、。

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わかるわかる。一般的にはこのような感じでしょう。w

つまり、「汗を流していない」ところ。もっと言えば、外にも出てないし、テレビの前からも動いていない、どちらかと言えばグータラなイメージのある活動に対して「スポーツ」というものだから、違和感を抱いてしまうのです。

 

せめて、ダーツかビリヤードくらいは動けよ、、ってな、、。笑

 

野球ですら、「スポーツじゃない」とか、「ピッチャー以外は瞬間芸」とか言われたりするんですから、eスポーツに対してこのような意見が出てしまうのは、致しかたないことなのかもしれません。
 

2.「ゲーム障害」は疾病認定されている

また、(そういえば最近は聞かないけど)「ゲーム脳」という言葉もあったくらいですから、ゲームに対して不健康なイメージを持っている方も多くいらっしゃると思います。

 

実際に、WHOは「ゲーム障害」を新たな病気として認定する方針を発表しています。

ゲーム障害は、「精神・行動・神経発達の障害」の章に記載されている。

【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)報道官は5日、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎにより日常生活が困難になる症状を新たな疾病として定義し、WHOの「国際疾病分類」に加える見通しだと明らかにした。ジュネーブで記者会見した。

やめられない「ゲーム障害」は疾病 WHOが定義へ :日本経済新聞

 

ちなみに、「国際疾病分類」ってなんやねん?と思って調べてみたところ、 辞書によると、傷病や障害および死因の国際的な比較を目的とした統計分類とのこと。

 

死因を示す場合には,症状名(たとえば呼吸困難や心不全など)を掲げることは避け,傷病名を用いることになっている。この際,傷病名の選択は,国際疾病分類International Classification of Diseases(略称ICD)によることを原則としている。

 

ってとは、死因の欄に「ゲーム障害」と書かれるかもしれなくなった、って理解で合ってますよね、、?!そりゃ、不健康なイメージになっちゃうわ、、。

 

◎ゲーム=スポーツ  

1.スポーツと同じように、トレーニングが必要

ここからは、肯定的な見方をしてみます。

上では、「ゲームは動かない」「不健康だ」という視点で書きましたが、プロのeスポーツプレイヤーは、集中力や反射神経を鍛えるためにしっかりとトレーニングを行なっています。

 

jins-meme.com

 

上の記事を見てみてください。

おぉっ、、、、!!

ストレッチ、重心トレーニングと、とても本格的。この写真を見ただけで、このトレーニングがeスポーツの選手用のものだとわかる人は、ほとんどいないのではないでしょうか?

 

また、eスポーツの選手生命は、素早い反射神経が必要とされることから25歳までと言われています。

 

この辺りも、スポーツっぽいですね。

 

4.大会での熱狂ぶりは、Jリーグに勝るとも劣らない

 たかがゲーム、されどゲーム。

eスポーツに親しくない方にこの表現を用いると、物議を醸すかもしれませんが、

 

eスポーツの大会の熱狂ぶりは、サッカーのJリーグにも勝るとも劣らないものがあります。

www.youtube.com

 

先日幕張メッセで行われた次世代型eスポーツ大会「RAGE 2018 Spring」では、全イベントの来場者数は23,732人、生中継の総視聴者数は706万人を記録しました。

 

下の表が、今年のJリーグの来場者数をまとめたものです。

全クラブの平均は、17,634人。 

どうですか?RAGEとJリーグ、意外と来場者数が近いですよね。

 

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引用:J.Leage Data Site

 

まとめ

eスポーツ専用のオリンピックを開催したら良いのでは?

プロが行うeスポーツは、技を極めて体を鍛えて行う、大会には熱狂したファンが集まる、という点でスポーツと呼べるのではないか。

その一方で、先ほど「ゲーム障害」について書きましたが、ゲームはやりすぎると「障害」として認定される病気になってしまいますよね。

 

元来のスポーツにも初心者やアマチュアはもちろんいますが、スポーツをやりすぎることによって、不健康になったり障害になったりはしません。

 

その点で、eスポーツ(ゲーム)のイメージを払拭しきるのは難しいと思うし、eスポーツと元来のスポーツを一括りにすることはできないと思うんです。

(また、ゲームはスポーツと比べ企業色が強すぎます。)

 

そこで提案したいのが、無理やりeスポーツと名乗らずに、ゲームはゲームとして、独自でオリンピックを開催すること。

ゲーム対戦を見るのは面白い。うまいプレイヤー同士の対戦は、手に汗を握るような場面がいくつもあって、思わず引き込まれてしまいます。

 

これからどんどん伸びていく市場であり、需要もあるはずです。

ゲームの大会は、同じく企業色の強いモータースポーツの大会のように、オリンピックとは切り離した独自路線を歩むのが、あるべき道だと私は思います。